シンプルな片流れの屋根が特徴的な、機能的で

　明るく伸びやかな住宅。

　外観のアクセントと、内部のプライバシーを

　守るための木製目隠しと、バルコニー。

　玄関ドアは、片引き戸。

　冬場、玄関部分の冷気を防ぐように、障子を

　設けている。

・玄　関

　竪の組子を細くして、シャープに仕上げた障子。

　上り框は、ケヤキ。

・玄関ホール

　階段、玄関ホールの床は、ケヤキの無垢材に

　よるもの。

　ケヤキ材は、建て主が木工店を営んでいたいた

　ことから、工務店の社長が、特別に用意してくれ

　たモノ。

　ケヤキの板目も美しく、板の厚みもある。

　床、建具は杉の無垢材。

　壁、天井は漆喰塗装。

　生活のリズムに合わせて、部屋を２室に仕切る

　ことが出来る。

・２階ＬＤＫ

　床、建具は杉の無垢材。壁、天井は漆喰塗装。

　片流れの屋根による、天井の高い、明るく伸び

　やかな空間となっている。

・２階ＬＤＫ

　メインの窓にはFIXの窓を採用し、スッキリと

　空が見える。

　換気通風は横の小窓から行い、空を見るための

　窓と、機能的な窓の、役割分担。

　片流れ屋根の登り梁は、「燃え代設計」とする

　ことで、石膏ボード等の防火被覆をせずに、木の

　現わしとしている。

　電球色の照明の明りで、温かみのある、

　落ち着いた空間となる。

　キッチン部分の天井高を抑えることで、

　片流れ天井部分の伸びやかな広がりを、

　効果的に見せている。

　キッチンカウンター脇の、吊り戸と造り付けの

　カウンターは、ＰＣコーナー。

　キッチンカウンターには、飾り棚と収納スペース

　が付いている。

　 キッチンカウンター上部には、吊り戸を設けず、

　台所からＤＫがスッキリと見渡せる。

　キッチンは、システムキッチンと造作による

　カウンターとの組合せにより、作成。

　カウンター天板の杉は、赤身で板目も通って

　いて、見応えのあるものと、なっている。

　照明器具は、天井埋込のライティングレールに

　よるもの。

　照明の器具の位置や、数を自由に調整すること

　が出来る。

　ＬＤと連続した３帖の和室。

　 片流れ屋根の登り梁は、ＬＤから和室まで

　連続している。

　 和室の畳は、スッキリとした「縁なし畳」と

　している。

　障子で仕切られたスノコ敷きのスペースは、

　物干しスペース。

　花粉の多い時期や、外出時の物干しに活用

　出来る。

　和室から、ＬＤと物干しスペースを見た

　ところ。

　ＬＤとの間の建具は、片方に全て引込こと

　が出来、スッキリとした一体空間となる。

　和室部分の照明器具を、点けた状態。

　梁以外にも、床、建具などにも杉の無垢材を

　使用し、木を現わした、杉の香りの良い空間と

　なっている。

　ＬＤの外部には、木製のバルコニー。

　高い位置にある、メインのＦＩＸ窓から、

　光が差し込んできている状態。

　 スッキリと、機能と利便性を重視した

　「洗面脱衣＋トイレ」。